どのような仕事であっても日々の勉強や積み重ねは必要ですよね。
TCBのようなブランドにとって一番大事な勉強は何か？と考えれば、”インプットを沢山すること”が大事なその一つだと思います。
アメリカで当時のforty niners的な空気を感じたり、展示会で新しい生地やミシンを見たりといったことから、”これを作りたい”に繋がっていきます。ですが、この数年間はコロナ禍の影響で中々難しい時間が続いていました。ようやく世界的に状況が変わってきましたので、TCBとしてもより自由なインスピレーションを求めて動いていくぞ！という意気込みを胸に、今日は座学の時間です！

The Rebel’s Wardrobe ~The Untold Story of Menswear’s Renegade Past~　（反逆者のワードローブと語られなかったメンズウェアの過去）
Written by Bryan Szabo

ジーンズはアメリカで生まれて200年余りの歴史があり、元々作業着としてGold Rushの時代に生まれ、その後にはカウボーイに広がっていき、今日でもファッションとしての地位が確立されたというような話はこのTCBのブログをご覧いただいている方はご存じだと思います。これと同じように、海辺での作業でヘルメットだと耳が冷たくて痛いということから生まれたニットキャップ、患者の膝痛を和らげるために生まれた分厚いゴムソールのブーツ、ピカソ（と井上）に愛されたボーダーTなど、現代に残る衣類にはそれぞれ当時の文化や歴史が生まれた背景にあります。アディダスのスタンスミスは元々テニスシューズだったみたいな話はなんとなく聞いたことがある方も多いかと思いますが、その発祥、それを有名にした映画や音楽界のアイコンの紹介から、それらの衣類がどういった経緯でファッションの定番として今日まで続くものになったのかが網羅されているのがこの本です。ジーンズはその歴史や色落ちをするというデニム生地の特性も含めて世界中で愛されるパンツですが、自分が普段着ている衣類の歴史を知ればその製品により愛着が湧きますよね。そんな意味で、服好きにはとても面白い本だと思います。

著者はBryan Szabo。 過去にはTCBのインスタライブにも出演してくれたこともあるナイスなカナダの方です。
彼は、Indigo Invitationalという世界最大規模のデニム色落ちコンテストの主催でもあり、TCBも審査員兼スポンサーとしてイベントをサポートしておりました。ブランドやジーンズのモデル、生地のオンス、リペアの有無から何まで一切の制限無しで、唯一のルールは”自然に穿いて出来た色落ちであること”。漢気溢れる色落ち界の異種格闘技決定戦みたいなコンテストです。世界中さまざまなブランドのジーンズや色落ちが沢山ポストされますし、次にどんなジーンズを穿くかの参考にもなると思うので、ぜひ@indigoinvitationalを一度覗いてみてください。もちろんTCBを穿いて参戦します！という方もぜひ。

Regardless of what job you do, daily effort and day-to-day learning are a must.
For a fashion brand like TCB, what could be the good learning? I would say it’s to have more inputs and inspirations. Something like going to the US to feel the culture there, visiting some exhibitions to see and feel something new would lead to new inspirations for us.However, we were not able to inhale the new inspirations in the past few years due to the Covid. But finally, the situation is getting better and better and we need to catch up on things during the Covid time! Having said that, it’s time for reading today.

The book Ryo reads is The Rebel’s Wardrobe The Untold Story of Menswear’s Renegade Past
Written by Bryan Szabo.

I guess those who read TCB’s blogs or posts already know the history behind jeans: They were born in the time of Gold Rush as work wear and were loved by workers back then for its durability. And then jeans spreaded in the cowboy world and even till this day it’s loved around the world as one of the most basic pants. What we call basic today has its own history and culture behind and knowing the background story will definitely make you love your clothings more!